2026年秋の三段峡は、正面口から黒淵までの片道約50分・往復2時間が本命コースです。
「三段峡といえば三段滝」と考えて水梨口や餅ノ木を目指すと、今年は通行止め区間に突き当たります。広島県の発表では、三段滝から下餅ノ木口までの区間が復旧時期未定の通行不可となっているためです。
この記事では、次の5点をまとめました。
- 2026年秋に歩ける区間と、通れない区間
- 駐車場3か所の料金と使い分け
- 2026年に変わった渡舟の料金と定休日
- トイレ・携帯電話の電波・日没時刻の目安
- 同じ日に回れる周辺の紅葉スポット
本記事の情報は2026年9月9日時点の公開情報です。
広島県・安芸太田町・地域商社あきおおたの各公式サイトを広島WeNect編集部が確認してまとめています。通行止めと渡舟の運航状況は変わります。出発前に必ず最新情報をご確認ください。確認先はこの記事の中で個別にご案内します。
【2026年秋の最重要】三段峡はどこまで歩けるのか
三段峡は全長16kmの渓谷です。入口が複数あり、どこから入るかで見られる景色が変わります。
そして2026年秋は、一部の区間が通行止めになっています。ここを知らずに出発すると、目的の滝にたどり着けません。まずこの一点から確認してください。

三段峡の渓谷(画像:Nobuyuki Kondo/CC BY 2.0)
区間別「歩ける・歩けない」早見表
| 区間 | 状況 | この区間の主な目的地 |
|---|---|---|
| 正面口〜黒淵 | 通行可 | 長淵・姉妹滝・竜ノ口・石樋・赤滝・黒淵 |
| 黒淵〜水梨口 | 7月22日〜9月30日は橋の補修工事のため終日通行止め | 蛇杉橋・南方橋 |
| 横川口〜葭ヶ原および三段滝分岐 | 7月11日〜9月30日は猿飛渡船の営業日のみ通行可(雨天時は運休) | 葭ヶ原・猿飛 |
| 三段滝〜下餅ノ木口 | 通行不可・復旧時期未定 | 三ツ滝・聖湖方面 |
出典:広島県「三段峡地区 通行止情報」(2026年8月25日更新)、安芸太田町「三段峡にお越しになる方へ」(2026年8月24日更新)
「奥の三段滝を目指す」プランは、今年は組み立て直しが必要です。
三段滝から下餅ノ木口までの区間は、広島県の発表で復旧時期が未定とされています。餅ノ木側から入って三段滝を目指すルートは、公式情報の上では成立しません。三段峡の駐車場を紹介する記事の中には「奥の見どころは餅ノ木駐車場を活用」と案内しているものがありますが、現在の公式情報とは一致しないため、県と町の発表を優先してください。
紅葉シーズンの通行止めはどうなるのか
上の表のうち、期限が「9月30日まで」となっている2区間は、延長されることも、解除されることもあります。紅葉の見頃は11月です。9月時点の情報のまま出発しないでください。
確認先は次の3つです。
- 広島県「三段峡地区 通行止情報」(西中国山地国定公園のページ)— 区間ごとの正式な通行可否
- 安芸太田町「三段峡にお越しになる方へ」— 散策可能区間と現地の案内
- 三段峡公式サイト「さんさんゆうゆう」— 渡舟の日別スケジュール
結論:出発前日の夜に、この3ページを開いてください。
とくに渡舟は当日の増水で欠航します。実際に2026年9月には「悪天候および増水のため9月11日まで休業」という告知が出ていました。
峡内には照明がありません
安芸太田町は、峡内の散策の目安時間を7時30分から17時としています。理由は、三段峡の中に照明設備がないためです。
さらに携帯電話の不通区域があります。暗くなってから戻る想定は立てないでください。日没時刻からの逆算については、この記事の「安心して歩くための現地情報」で詳しくご案内します。
駐車場は3か所|正面口・水梨・その他の使い分け
三段峡には複数の入口があり、それぞれに駐車場があります。2026年秋に迷ったら、正面口です。
駐車場の比較
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 行ける主なスポット | 戸河内ICから |
|---|---|---|---|---|
| 三段峡正面口入口 | 最大500台程度 | 一般車400〜500円(下記参照) マイクロ・大型バス1,000円 | 長淵・姉妹滝・石樋・赤滝・黒淵 | 約10〜15分 |
| 水梨 | 200台程度 | 500円 | 猿飛・三段滝 (今年は通行可否の確認が必須) | 約40分 |
| 横川口・餅ノ木 | 公表情報なし | 公表情報なし | 今年は通行止め区間に接続 | — |
出典:地域商社あきおおた、ウェザーニュース
正面口駐車場の料金は、資料によって400円と500円の2つの表記があります。
地域商社あきおおたのドライブ特集では400円、紅葉特集とウェザーニュースでは500円と記載されています。改定があった可能性があるため、現地の掲示が最終確認先です。500円を用意しておけば足ります。
結論:正面口を目的地に設定する
理由は3つあります。
第一に、500台規模で最も収容力があります。
第二に、2026年秋に通行可の区間(正面口〜黒淵)へ直結しています。
第三に、戸河内ICから約10〜15分と近いためです。水梨駐車場は同じ戸河内ICから約40分かかります。地図上では同じ「三段峡」でも、車での移動時間は3倍以上違います。
カーナビの目的地を「三段峡」で検索すると、水梨口側に案内される場合があります。
「三段峡正面口入口駐車場」で設定してください。
紅葉シーズンの到着時刻
峡内の散策目安が7時30分開始である以上、午前中の到着が前提です。往復2時間のコースを歩いて、昼食をとり、明るいうちに戻る流れを考えると、9時から10時のあいだに到着していると余裕があります。
区間別の所要時間|正面口から黒淵まで片道50分

三段峡は「全部歩く場所」ではありません。どこで折り返すかを先に決める場所です。
公式の散策コースと所要時間
| コース | 距離 | 所要時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| ぷらっと短時間コース① | — | 片道10分 | 姉妹滝・竜ノ口まで |
| ぷらっと短時間コース② | — | 片道30分 | 石樋まで |
| 黒淵往復2時間コース | 片道2.9km | 徒歩50分/往復2時間 | 2026年秋の本命 |
| 水梨口から黒淵 | — | 往復2.5時間 | 南方橋・蛇杉橋を通過(今年は区間確認が必要) |
| 2つの滝と渡舟 | 出合橋から各1.5km | 3時間 | 二段滝・三段滝 |
| 1日フル満喫コース | — | 4〜5時間 | — |
出典:地域商社あきおおた「三段峡散策コース」
正面口から黒淵までは片道2.9km、徒歩約50分です。往復で2時間。これが最も現実的な選択肢になります。

歩く前に、散策マップを手元に用意する
峡内は携帯電話の圏外区間があります。地図アプリが使えない前提で、紙またはオフラインで見られる地図を持っておくと安心です。
地域商社あきおおたが「三段峡散策マップ」をPDFで公開しています。スポットの並び順と位置関係が1枚にまとまっているので、出発前にスマートフォンへ保存するか、印刷して持参してください。
三段峡散策マップ(PDF)
発行:一般社団法人地域商社あきおおた
安芸太田町全体の散策マップや観光パンフレットはパンフレット一覧ページにまとまっています。
体力の目安
登山地図アプリYAMAPのモデルコース「三段峡-黒淵 往復」では、距離14.7km・標準コースタイム5時間40分・登り989mとされています。これは奥の三段滝まで含めた全行程の数値です。
同じページには「遊歩道は全域に渡って舗装されていて、登山靴というよりはウォーキングシューズが適しているだろう」という記述があります。
一方でフォートラベルの口コミには「倒木や落石があり、歩きやすい靴でいくのがよい」「健脚ならスニーカーで大丈夫です」という投稿があります。登山靴は不要ですが、サンダルやヒールは避けてください。
折り返し時刻の決め方
遊歩道には100mごとに路面の距離表示があります。フォートラベルの口コミには「100メートルごとに設置していた路面距離表示が精神的な支え」という投稿があり、現在地の把握に役立ちます。
散策の目安終了時刻である17時から逆算して、次の時刻を目安にしてください。
| 歩き始めた時刻 | 折り返しの目安 | 戻る時刻の目安 |
|---|---|---|
| 9:00 | 10:00(黒淵) | 11:00 |
| 11:00 | 12:00(黒淵) | 13:00 |
| 13:00 | 14:00(黒淵) | 15:00 |
| 14:00以降 | 石樋(片道30分)までで折り返す | 15:00 |
11月中旬の広島の日の入りは17時06分です(国立天文台 暦計算室、2026年11月15日)。谷底は日の入り時刻より早く暗くなります。15時を過ぎたら奥へ進まない、と決めておくのが安全です。
渡舟は2026年に変わった|黒淵は水木定休、猿飛は貸しボートへ

三段峡には2か所の渡舟があります。2026年、この2つはどちらも内容が変わりました。他の紹介記事には以前の情報が残っているものが多いため、ここは特にご注意ください。
黒淵渡舟(黒淵荘)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業日 | 毎週金曜〜火曜(水曜・木曜は定休) |
| 営業時間 | 10:00〜16:00 |
| 料金 | 大人 往復500円/片道300円 小人 往復400円/片道200〜250円 ※資料により差あり |
| 渡る距離 | 約100m |
| 運休条件 | 天候不良・増水時 |
出典:地域商社あきおおた(2026年9月8日更新)
黒淵渡舟は水曜と木曜が定休です。
平日の休みに合わせて出かけると、渡舟に乗れないまま帰ることになります。黒淵は100mにおよぶ絶壁に囲まれた淵で、渡舟に乗ることが体験の中心にあります。曜日は先に確認してください。
猿飛は「渡舟」から「貸しボート」になりました

地域商社あきおおたの告知によると、猿飛の渡舟は令和8年(2026年)7月18日から貸しボート方式にリニューアルされました。従来の「1人あたり往復500円」ではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 貸しボート(1艇30分) |
| 料金 | 1艇4,000円 (キャンペーン価格3,000円/会員2,000円) ※キャンペーンの実施状況は公式サイトでご確認ください |
| 定員 | 1艇3人まで |
| 運航日 | 通常は土日祝/紅葉シーズンは毎日運行予定 |
| 営業時間 | 9:00〜15:30(最終受付) |
| 運休条件 | 天候や増水の状況による |
出典:地域商社あきおおた(2026年9月8日更新)
フォートラベルの口コミには「猿飛渡船を使わないと二段滝にいけない」という投稿があります。二段滝は渡舟でしか見られない滝です。ただし猿飛へ向かう区間には2026年秋時点で通行制限があります。この記事の最初の表と、公式サイトの最新情報を必ず合わせてご確認ください。
渡舟に乗りたいなら、曜日で決まります
結論:黒淵渡舟に乗るなら、金・土・日・月・火のいずれかに行ってください。
猿飛の貸しボートは通常が土日祝、紅葉シーズンは毎日運行の予定です。両方を狙うなら土日祝ですが、そのぶん混雑します。水曜と木曜だけは避ける、これが最低限のルールです。
当日やっているかを確かめる方法
三段峡公式サイト「さんさんゆうゆう」には、渡舟の日別スケジュールが掲載されています。増水や悪天候による当日の欠航もここに反映されます。前日の夜に開いてください。
紅葉の見頃|「10月下旬」と「11月中旬」のどちらも正しい理由
三段峡の見頃を調べると、資料によって時期が違います。これは誤りではなく、対象としている範囲が違うためです。
| 情報源 | 例年の見頃 | 2026年の予想 |
|---|---|---|
| 地域商社あきおおた(三段峡全体) | 10月下旬〜11月中旬 | — |
| ウェザーニュース(入口周辺) | 11月上旬〜11月下旬 | 11月13日頃から見頃 11月24日頃から落葉はじめ |
三段峡は全長16kmあり、標高も場所によって変わります。奥のほうが早く色づき、入口周辺が遅く色づく形になります。
結論:正面口から黒淵までを歩くなら、11月中旬が目安です。
ウェザーニュースの2026年の予想では、入口周辺の見頃は11月13日頃からとされています。

色づく木の種類
コナラ、ミズナラ、ケヤキ、カエデが色づきます(ウェザーニュース)。赤一色ではなく、黄色から赤へのグラデーションになるのが三段峡の特徴です。
ライトアップはありません
三段峡本体にライトアップの実施情報はありません。街灯もないため、鑑賞は日没までです。ライトアップを見たい場合は、同じ安芸太田町の筒賀の大銀杏があります(この記事の後半でご案内します)。
安心して歩くための現地情報|トイレ・電波・日没・食事
ここからは、多くの紹介記事に載っていない実務的な情報です。子ども連れの場合はとくにご確認ください。
トイレと設備
| 場所 | トイレ | WiFi | その他 |
|---|---|---|---|
| 三段峡正面入口 | 公式情報では確認できず | 無料WiFiあり | 約500台の有料駐車場 |
| 水梨駐車場 | あり | 無料WiFiあり | — |
| 大淵 | — | — | 屋根付き休憩所 |
| 黒淵 | 公式情報では確認できず | — | 黒淵荘(峡内唯一の休憩所) |
出典:地域商社あきおおた「三段峡見どころスポット」
峡内に入る前に、駐車場でトイレを済ませてください。
遊歩道の途中にトイレが整備されているという公式情報は確認できていません。黒淵まで往復すると2時間かかります。

携帯電話は圏外の区間があります
安芸太田町の公式案内には「携帯電話不通区域あり」と明記されています。フォートラベルの口コミにも「ワイモバイルの電波は入らないので、注意が必要」という投稿があります。
入る前に、はぐれたときの集合場所を決めてください。
現実的な集合場所は、正面口駐車場か黒淵荘です。峡内で電話がつながらない前提で行動してください。地図アプリはオフラインでも見られるよう、駐車場のWiFiがあるうちに読み込んでおくと安心です。
服装
渓谷の底は日が差しにくく、11月は市街地より体感温度が低くなります。歩くと汗をかき、休むと冷えるため、脱ぎ着で調節できる上着を持ってください。靴は前述のとおり、ウォーキングシューズかスニーカーが適しています。
食事と売店
峡谷内で唯一の休憩所が黒淵荘です。フォートラベルの口コミには「肉うどん600円を食べた。水なども150-180円」という投稿があります(価格は投稿時点のものです)。
ただし黒淵荘は渡舟と同じく水曜・木曜が定休です。水木に行く場合、峡内で食事も飲み物も手に入らない前提で準備してください。
日の入り時刻から逆算する
| 日付(2026年11月) | 広島の日の入り |
|---|---|
| 11月1日 | 17時17分 |
| 11月10日 | 17時10分 |
| 11月15日 | 17時06分 |
| 11月20日 | 17時04分 |
| 11月30日 | 17時00分 |
出典:国立天文台 暦計算室
峡内に照明はなく、散策の目安時間は17時までです。谷底は日の入り時刻より早く暗くなります。15時を過ぎたら奥へ進まないでください。
車がない人へ|広島バスセンターからのアクセス
バスで行く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 広島電鉄 三段峡線(広島バスセンター7番ホーム発) |
| 所要時間 | 約2時間20分(経由により異なります) |
| 運賃 | 74-7(佐東バイパス経由)1,450円/75(高速道経由)1,670円 |
| 便数 | 三段峡まで行く便は1日4便(安芸太田町の案内による) |
出典:広島バスセンター、安芸太田町
バスは本数が限られます。往路より先に、復路の時刻を決めてください。
三段峡まで行く便は1日4便とされています。最終便を逃すと、公共交通機関で戻る手段がなくなります。時刻は改正されるため、広島電鉄の公式時刻表で必ず当日の便を確認してください。
車で行く
| 出発地 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 広島IC | 約45分 | 高速料金 片道1,280円 |
| 五日市IC | 約40分 | — |
| 戸河内IC → 正面口 | 約10〜15分 | — |
| 戸河内IC → 水梨口 | 約40分 | 正面口とは大きく異なります |
| 宮島 | 約46分 | 宮島観光と同日に組める距離 |
| 尾道IC | 約1時間30分 | — |
出典:地域商社あきおおた「三段峡へのぷらっとドライブ」
宮島から車で約46分です。県外から広島を訪れる場合、宮島と三段峡を同じ日に組み合わせることもできます。ただし三段峡だけで往復2時間かかるため、両方を1日に詰め込むなら早朝出発が前提になります。
三段峡だけで帰らない|同じ日に回れる安芸太田町の紅葉4か所
三段峡の往復は2時間です。午前中に歩けば、午後は町内の別のスポットに回れます。
| スポット | 例年の見頃 | ポイント |
|---|---|---|
| 深入山 | 10月下旬〜11月中旬 | 登山初心者向け。山頂まで約1時間。ススキと紅葉が同時に見られます |
| 温井エリア(温井ダム) | 11月上旬〜中旬 | アーチ式ダムとしては西日本で最も高いダムです |
| 吉水園 | 11月上旬〜中旬 | 江戸時代中期に造営された廻遊式庭園。一般公開は例年11月上旬から中旬の土日、年4日間のみ |
| 筒賀の大銀杏 | 11月上旬〜中旬 | 県の天然記念物。推定樹齢1,100年超。ライトアップあり |
出典:地域商社あきおおた「これで安心、あきおおたの紅葉スポット&見頃時期6選」



吉水園は年に4日間しか公開されません。
例年は11月上旬から中旬の土日です。この日程に合わせて三段峡行きを組むと、1日で2か所を回れます。公開日は年によって変わるため、安芸太田町の発表をご確認ください。
ライトアップを見るなら筒賀の大銀杏です。三段峡は日没で終わるため、暗くなってからの行き先として組み合わせやすい場所にあります。
三段峡はどうやって「特別名勝」になったのか
三段峡が国の特別名勝であることは知られていますが、その経緯はあまり知られていません。この渓谷は、ひとりの写真家によって「発見」されました。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1768年 | 『松落葉集』に太田川上流と三段峡の一部が記載される |
| 1917年 | 写真家・熊南峰(1876-1943)が探検を開始し、「三段峡」と命名 |
| 1925年 | 史蹟名勝天然記念物保存法により名勝に指定。熊による遊歩道の建設が始まる |
| 1953年 | 文化財保護法のもとで特別名勝に指定 |
| 1969年 | 西中国山地とともに国定公園に指定 |
| 2017年 | 発見から100周年 |
出典:国土交通省 地域観光資源の多言語解説文データベース

「三段峡」という名は、中国・四川省の峨眉山と、長江の三峡にちなんで付けられました。地元の教師・斎藤露翠らが協力し、宣伝活動によって世に知られていきます。
そして遊歩道は、「環境にできるだけ干渉しないように計画」して建設されたとされています。岩壁を大きく削って道路を通すのではなく、地形に沿って人が歩く幅の道を通した。だからこそ100年後のいまも渓谷の姿が残っています。
その一方で、この道は災害に弱いという側面もあります。2026年秋に複数の区間が通行止めになっているのも、渓谷そのものに沿った細い道だからこそ、といえます。歩ける区間を確認してから出かけることは、この場所の成り立ちに沿った歩き方でもあります。
よくある質問(FAQ)
2026年秋の三段峡に通行止めはありますか?
あります。三段滝〜下餅ノ木口は復旧時期未定の通行不可です。ほかに黒淵〜水梨口、横川口〜葭ヶ原の2区間に期間限定の制限があります(2026年8月25日時点の広島県発表)。
三段峡は今どこまで歩けますか?
正面口から黒淵までは通行可です。片道2.9km・約50分、往復2時間が目安になります。
餅ノ木駐車場から三段滝へ行けますか?
公式情報の上では成立しません。三段滝〜下餅ノ木口が復旧時期未定の通行不可のためです。
三段峡の入場料はいくらですか?
遊歩道の散策は無料です。費用がかかるのは駐車場代と渡舟代のみです。
三段峡の駐車場は何台停められますか?
正面口入口駐車場が最大500台程度、水梨駐車場が200台程度です。
駐車場は有料ですか?
有料です。正面口は一般車400〜500円(資料により表記が異なります)、水梨は500円。マイクロ・大型バスは1,000円です。
どの駐車場に停めるべきですか?
2026年秋は正面口です。戸河内ICから約10〜15分で、通行可の区間に直結しています。水梨口は同じICから約40分かかります。
正面口から黒淵まで何分かかりますか?
片道2.9km・徒歩約50分です。往復2時間が公式の目安になっています。
短時間で戻れるコースはありますか?
あります。姉妹滝・竜ノ口までが片道10分、石樋までが片道30分です。
登山の装備は必要ですか?
必要ありません。YAMAPのモデルコースでは「遊歩道は全域に渡って舗装されていて、ウォーキングシューズが適している」とされています。ただしサンダルやヒールは避けてください。
何時までに入れば明るいうちに戻れますか?
峡内の散策の目安時間は7時30分から17時です。11月中旬の広島の日の入りは17時06分。15時を過ぎたら奥へ進まないのが安全です。
黒淵渡舟の定休日はいつですか?
毎週水曜日と木曜日です。営業は金曜から火曜、時間は10時から16時です。
黒淵渡舟の料金はいくらですか?
大人が往復500円・片道300円、小人が往復400円・片道200〜250円です。渡る距離は約100mです。
猿飛の渡舟はまだありますか?
2026年7月18日から貸しボート方式に変わりました。1艇30分4,000円、3人まで乗船できます。従来の1人500円ではありません。
今日、渡舟が動いているか調べる方法はありますか?
三段峡公式サイト「さんさんゆうゆう」に日別の運航スケジュールが掲載されています。増水や悪天候による当日の欠航も反映されます。
トイレはどこにありますか?
水梨駐車場にあります。峡内の遊歩道にトイレが整備されているという公式情報は確認できていません。駐車場で済ませてから入ってください。
携帯電話は使えますか?
不通区域があります。安芸太田町の公式案内に明記されています。正面入口と水梨駐車場には無料WiFiがあります。
昼食はどうすればいいですか?
峡谷内の休憩所は黒淵荘のみで、水曜・木曜は定休です。持参するのが確実です。
紅葉の見頃はいつですか?
正面口周辺は11月中旬が目安です。ウェザーニュースの2026年の予想では11月13日頃から見頃、11月24日頃から落葉はじめとされています。
三段峡と一緒に回れる紅葉スポットはありますか?
安芸太田町内に深入山、温井ダム、吉水園、筒賀の大銀杏があります。吉水園は年4日間のみの公開、筒賀の大銀杏はライトアップがあります。
まとめ|出発前チェックリスト
2026年秋の三段峡は、正面口から黒淵までの往復2時間が本命です。奥の三段滝を目指すプランは、通行止め区間があるため今年は成立しません。
出発前に、次の10項目を確認してください。
- 広島県と安芸太田町の通行止め情報を、前日に確認した
- 三段峡公式サイトで、当日の渡舟スケジュールを見た
- 水曜・木曜を避けた(黒淵渡舟と黒淵荘の定休日)
- カーナビの目的地を「三段峡正面口入口駐車場」に設定した
- 午前中に到着できる時刻に出発する
- 折り返し時刻を決めた(15時が上限)
- 圏外に備えて、家族と集合場所を決めた
- 散策マップのPDFを保存するか、印刷した
- 歩きやすい靴と、脱ぎ着できる上着を用意した
- 昼食を持参するか、黒淵荘を使うか決めた
- 駐車場代の現金を用意した
三段峡は「全部歩く場所」ではなく、「どこで折り返すかを決めてから行く場所」です。
片道10分の姉妹滝でも、渓谷の空気は十分に味わえます。無理に奥を目指さないことが、この場所を楽しむいちばんの方法です。
県内のほかの紅葉名所と見頃の順番は、広島の紅葉 見頃が早い順に巡る名所10選にまとめています。県北の帝釈峡は帝釈峡の紅葉は今年、神龍湖が本命|雄橋の通行止めと駐車場、宮島は宮島の紅葉谷公園は駐車場が勝負|8時までの宮島口と最終便、三原の佛通寺は佛通寺の紅葉は今年、朝8時が本命|一方通行と駐車場をどうぞ。
参考にした情報源
- 広島県「【通行止情報】三段峡地区 西中国山地国定公園」(2026年8月25日更新)
- 安芸太田町「【観光情報】三段峡にお越しになる方へ」(2026年8月24日更新)
- 一般社団法人地域商社あきおおた「【三段峡渡舟】黒淵・猿飛の最新運行情報と営業時間について」(2026年9月8日更新)
- 一般社団法人地域商社あきおおた「三段峡散策コース」「三段峡見どころスポット」「三段峡の紅葉を満喫するために知っておきたい『10』のこと」「これで安心、あきおおたの紅葉スポット&見頃時期6選」「広島インターから45分、あきおおたの秘境『三段峡』へのぷらっとドライブ」
- 三段峡公式サイト「さんさんゆうゆう」渡舟スケジュール
- ウェザーニュース「三段峡(入口周辺)の紅葉情報【2026】」
- 国土交通省「地域観光資源の多言語解説文データベース/三段峡 歴史」
- 国立天文台 暦計算室「日の出入り@広島」
- 広島バスセンター 県内高速バス時刻表/広島電鉄 三段峡線
- YAMAP「三段峡-黒淵 往復コース」
- フォートラベル「三段峡 猿飛渡舟」クチコミ
本記事は広島WeNect編集部が、上記の公開情報をもとに2026年9月9日時点でまとめたものです。現地取材にもとづく記述は含みません。訪問者の声は媒体名を明示して引用しています。料金・営業時間・通行止め区間は変更されることがあります。お出かけの前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。